46回備後地域連携を考える会を開催いたしました。

 

令和4年2月8日、第46回備後地域連携を考える会を実施いたしました。

今回もコロナウィルス感染症対策としてWEBのみの開催とし、演者の野﨑先生、座長を務めていただいた当法人理事でもある福山記念病院 藤井先生、大田理事長とをそれぞれリモートでつなぎ、実施いたしました。

 

【特別講演】

特別講演は、滋賀医科大学 脳神経外科学講座          教授 野﨑 和彦 先生より、「脳卒中・循環器病対策基本法に 絡んだ滋賀県での脳卒中診療の取り組み」についてご講演いただきました。

 野﨑Dr
<講演要旨>

脳卒中・循環器病対策基本法の施行に際し、滋賀県における循環器病にかかる現状や課題を共有し、医療提供体制や関係機関の連絡協力体制の構築を進めて効果的に推進するため、県医師会ほか13の医療機関で循環器病対策検討会を設置されました。

同県がまとめた「滋賀県基本構想(2019年~2030年)」の実行により、

平成28年、同県の健康寿命は男性が全国第2位、女性が全国第3位となっています。

 

滋賀県における脳卒中の現状は、

【脳血管疾患】 10年間で男女ともにほぼ半減しており全国と比較し低くなっています。

【虚血性心疾患】 減少傾向にあり全国の傾向と同じになっています。

【大動脈瘤・解離】 横ばいで全国の傾向と同じになっています。

 

滋賀県における脳卒中の課題は、

専門医の不足・偏在などの地域格差、県民啓発の不足・予防推進、両立支援・就労支援体制の整備、医療改善のための基礎疫学データの欠落をあげられました。

さらに、救急搬送された脳梗塞患者でt-PA使用除外理由の46%に時間的制限があり、滋賀県における脳梗塞患者に対するt-PA施行率は8~9%となっています。

そこで、滋賀県地域医療再生計画に「脳卒中診療連携体制整備事業」を盛り込み、脳卒中の診療体制の強化を図るため、滋賀医科大学アジア疫学研究センター内に「滋賀脳卒中データセンター」を設置し、脳卒中に関するあらゆるデータを収集し、市民に公表することとしておられます。

 

滋賀県循環器病対策推進計画では、「循環器病の予防と正しい知識の普及啓発」「循環器病の医療体制の充実」「暮らしを支える共生社会の推進」を目標に掲げ、2040年までに3年以上の健康寿命の延伸を目指して活動をしておられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第46回備後地域連携を考える会を開催しました